~ 珈琲による第2の人生 ~ You Only Live Once

【埼玉】の《珈琲好き》。趣味である〈喫茶店巡り〉、〈カフェ巡り〉、〈珈琲の探求〉、〈蔵書紹介〉について情報を発信《☆YOLO☆》

coffeeの語源のルーツを調べたら、日頃飲んでる珈琲がより好きになりました。

 

こんにちわ!KENG(ケングー)@Grimpeur_KENG】です!

  

今回の記事は、珈琲文化を研究をされていた方々の本を参考にまとめてみたコーヒー【coffee】の語源のルーツ考えていきたいと思います。

 

コーヒーの木の発祥

コーヒーの木とコーヒーチェリー

 現在、エチオピアを含むアフリカ大陸、そしてインドを中心とした東南アジアと広い範囲で野生のコーヒーの木が自生しているそうです。

(私は行ったことがないのでわかりません。)

 

このように自生している箇所が複数あるためか、コーヒーの木の発祥の有力な答えはまだ出ていないのが現状のようです。

 

それは、最新の遺伝子解析でさえ、明確な結論にたどり着いていないようなのですが、現時点ではコーヒーの木の起源は「エチオピア」に自生していたとされる説が有力であるとする書物が大半を占めています。

 

これは、コーヒーの起源説として語り継がれている山羊飼いカルディの伝説に、古代アビシニア(エチオピア)が出てくるからなのでしょう。

そういった観点からエチオピア説が有力になっているのかもしれません。

 

そこから6~9世紀の間にアラビア地方へ行き、17世紀にオランダ人によってオランダ本国やセイロン島 → インドネシアのジャワ島 → ヨーロッパへとコーヒーの木が徐々に世界に伝播していったとされています。

 

では、コーヒー【coffee】と言う言葉の語源も、「エチオピア」が発祥なのでしょうか?

 

 

コーヒー【coffee】という語源はアラビア発祥

珈琲豆で模ったcoffeeという単語

実はコーヒー【coffee】という言葉の語源に関しては、「アラビア」から発祥し世界中に伝搬していったと考えられています。

 

そもそも「エチオピア」に、我々が日頃から親しまれて飲んでいるような種子を焙煎したコーヒーが伝わったのは、10世紀以降と考えられています。

 

じゃあそれまで「エチオピア」では、コーヒーの木から何を作っていたのか?という疑問が生まれます。

 

コーヒーチェリーの果肉と種子

それまでエチオピアでは、コーヒーの木に実るコーヒーチェリーの赤い果肉を乾燥させた「皮殻」を煎じて飲むギシルコーヒーというものを飲んでいました。

 

カルダモン、 シナモン、ジンジャーなどと一緒に煮詰めて飲むと、血行が促進され身体が温まり、現在でも「エチオピア」の一部の地域では好んで飲まれているそうです。

 

このギシルコーヒーの効能に目を付けたアラビア人が自分たちの国にも取り入れたことで、「アラビア」に広めたと考えられています。

 

アラビアでコーヒー【Coffee】が生まれる 

焙煎した珈琲豆で作られた珈琲

では我々が日頃から飲んでいる種子を焙煎したコーヒーはどこでどのように生まれたのでしょうか。

 

実は未だ謎が多く、詳細が不明というのが実情のようですが、現時点で種子を焙煎して飲むようなコーヒーについて記述している最古の記録があります。

 

その最古の記述が10世紀ごろのアラビア人医師ラーゼス(Rhazes または Rasis)の記録です。

 

この記録には、アラビア人医師ラーゼスがエチオピア(古代アビシニヤ)原産の木であるボン(Bonn)に実ったブン(Bunn)から作った、ブンカム(Bunchum)という飲み物に薬理効果があると考えて、患者に飲ませていたとすることが書かれています。

 

コーヒーの木 → ボン(Bonn)

コーヒーの実 → ブン(Bunn)

コーヒー → ブンカム(Bunchum)

 

このブンカム(Bunchum)と言う飲み物が、我々が日頃から飲んでいるコーヒーではないかと考えられているのです。

 

実際に現在も、エチオピアでは果肉を乾燥させ煎じて飲むギシルコーヒーと、我々が日頃から飲んでいる種子を焙煎したコーヒー(Coffee)の両方を飲んでいますが、種子を焙煎したコーヒーのことをエチオピアではブンナ(Bunna)と呼んでいます。

 

エチオピアでの公用語はアムハラ語とされていますが、このブンナ(Bunna)という言葉はアラビア語のブン(Bunn)からきていると言われています。

 

これらのことをまとめると。

⑴ 6~9世紀頃、「エチオピア」でコーヒーの木から飲まれていたギシルコーヒーが、「アラビア」に伝わった。

 

⑵ 少なくとも10世紀頃までの間に、我々が日頃から飲んでいる種子を焙煎したコーヒーが「アラビア」で生まれた。

 

⑶ そして10世紀以降に、種子を焙煎したコーヒーが「アラビア」から「エチオピア」に伝わった。

 

このように推測することができるのではないでしょうか。

 

どうしてブンナ(Bunna)がコーヒー【Coffee】と呼ばれるようになったのか 

それでは、「エチオピア」でブンナ(Bunna)、あるいはブンカム(Bunchum)呼ばれていたものが、どうして世界ではコーヒー【Coffee】と呼ばれるようになったのでしょうか。

 

これは宗教との関わりが非常に強いと言われています。

 

元来、「アラビア」ではワインの一呼称としてカーファ(Qahwah)という言葉が使われていました。

 

しかし「アラビア」では、イスラム教の信仰が深く、人を興奮させ、心身に強い影響を及ぼす酒の飲用を禁止していました。

 

しかしブンナ(Bunna)、またはブンカム(Bunchum)と呼ばれる飲み物も、カーファ(Qahwah)と似たように類い稀な味と香りと効能が得られるとされ、代用ワインとして人々に徐々に浸透していきました。

 

それが貿易会社や商人を通じて近隣の国々に徐々に伝播していき、その伝播の過程でブンナ(Bunna)、またはブンカム(Bunchum)がワインの一種として伝わったのか、いつしかカーファ(Qahwah)という名で広まったようです。

 

アラビアから世界へ

珈琲豆で模った世界地図

「アラビア」でカーファ(Qahwah)と言われていたものが、トルコに伝わり、トルコ人の間ではカーフェ(Kahveh)という発音に。

 

さらにそれがヨーロッパのイタリアに伝播し、トルコでカーフェ(Kahveh)と発音されていたものが、イタリアでカッフェー(Caffé)になったと考えられます。

 

このヨーロッパへの伝播は、イタリアが最初だと考えられています。

 

その根拠は、1605年に亡くなるローマ教皇クレメンス八世がコーヒーに洗礼を施したという話が残っているからとのこと。

 

そして、1645年にはイタリア最初のカッフェー(Caffé)が生まれ全国的にも広くコーヒーが販売されたと考えられていますが、確かな確証はないようです。

 

そして、コロンブスが新大陸発見とともに、たくさんの移民がアメリカに渡り、それと同時にコーヒーも多く持ち込まれ、イタリアでカッフェー(Caffé)と発音されていたものが、今日のコーヒー【coffee】というスペルと発音になったとされています。

  

どうしてエチオピアでは、コーヒー【coffee】と呼ばずブンナ(Bunna)と呼ぶのか

コーヒーセレモニー

https://hattayaviriyanont.weebly.com/blog/coffee-ceremony

 

 では、どうしてエチオピアでは依然コーヒー【coffee】と呼ばずブンナ(Bunna)と呼ぶのでしょうか?

  

エチオピアでの宗教はキリスト教が6割を占めています。

 

元来、イスラム教では酒を禁止していたことは前項でも述べましたが、キリスト教では禁酒などの禁止事項が一切ありませんでした。

 

そのため、アラビアからブンナ(Bunna)という飲み物が伝わっても、イスラム教と違い、ことさらカーファ(Qahwah)などといった名称に変える必要がほとんどなかったためではないでしょうか。

  

まとめ

 今回、各々参考にしたサイトや書籍からコーヒー【coffee】という語源のルーツを細かく探っていきました。

 

その中で、我々が日頃何気なく飲んでいるコーヒーが、言葉は違えど世界に伝播し、今に至った事実に、私は非常に感慨深いものを感じました。

  

また、ルーツを探っていく中で、各研究者の方々の書籍を拝読させて頂きましたが、戦後から30年経った時代に、これほどまでの資料と研究をされていた事実に大変感銘も受けました。

 

我々が生活の一部として飲んでいるコーヒーは、そういった研究者たちの功績によるところもあるんだとしみじみ感じ、日頃飲んでる珈琲がより好きになりました。 

 

今回、参考にした閲覧したサイトと書籍を下記に載せておきます。

 

 コーヒー前史〜コーヒーノキの起源 - 百珈苑

↑旦部先生の百珈苑のHPも書籍はいつも参考にさせて頂いています。

 

モカに始まり・・・ | コーヒー専門店「珈琲美美」

↑故森光宗男先生のモカに始まり「エチオピア編」だけでなく「イエメン編」も非常に楽しく拝読させて頂きました。

 

著者・井上誠・珈琲の探求・本

↑井上誠先生の理論も楽しく拝読させてもらっています。これだけ探求していたら標交紀先生とも意見がぶつかるのも頷けます。
 

↑比較的新しい本の中で非常に詳細に記載されていて感心致しました。是非とも一度はUCCのコーヒー博物館に足を運んでみたいです。

 

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